■本ガイドラインの趣旨と強制力に関して
- 本ガイドラインは、KanonTradingCardGameならびにAIRTradingCardGame、 AIR&KanonTradingCardGame をトーナメントを通じて楽しく遊んでいただくことを目的に、公平性と競技性の維持を目指して規定されるものです。
- すべての公認トーナメントはガイドラインの規定内で運営される事を前提とします。
- ただしこれは、ガイドラインに反する運営内容は公認しないということではありません。ガイドラインと大きく異なる運営内容の場合(シングルエリミネーションや、スイスドロー形式でない公認大会、講習会など)は、公認の申請時にティーアイ東京に対して報告をして下さい。公認大会の趣旨に添う範囲内であれば、公認いたします。
■トーナメントを開催する際の注意事項
- AIR&KanonTradingCardGameとしてトーナメントを開催する際には以下の点に注意して下さい。
- KanonTradingCardGameにおける『奇跡』というテキストは全て『デッキ』に読み替えて下さい
デッキの中にKanonTradingCardGameとAIRTradingCardGameが混在している場合、カラースリーブの使用が義務づけられます
KanonTradingCardGame及びAIRTradingCardGameにおいてルールとして存在する「レゾンデートル」「ストーリーチェイン」「コスプレ」「縁」は AIR&KanonTradingCardGameルールとして適用されます。また、ルールにおいては基本的にAIRTradingCardGameに準じます。
AIR&KanonTradingCardGameとしてトーナメントを開催する際、以下のカードを禁止・制限カードに指定することを推奨します。また、参加者全員の同意が得られれば、主催者の任意で、制限・禁止カードを設けることが可能です。
- ■ 禁止カード
KanonTradingCardGame No.044 バニーガール舞
KanonTradingCardGame No.079 パワー具現化
AIRTradingCardGame No.059 スクール水着裏葉
- ■ 制限カード
1枚制限:KanonTradingCardGame No.057 パジャマ秋子
1枚制限:KanonTradingCardGame No.060 シスター秋子
1枚制限:KanonTradingCardGame No.120 天使人形
1枚制限:KanonTradingCardGame No.128 花嫁のヴェール
1枚制限:AIRTradingCardGame No.025 Yシャツ美凪
1枚制限:AIRTradingCardGame No.026 看護婦美凪
1枚制限:KanonTradingCardGame No.312 サリーあゆ
- KanonTradingCardGameとしてトーナメントを開催する際には以下の点に注意して下さい。
- AIR&KanonTradingCardGameとしてトーナメントを開催する際、以下のカードが禁止・制限カードに指定され、そのトーナメントにおいて使用制限がかけられます。
- ■ 制限カード
1枚制限:KanonTradingCardGame No.057 パジャマ秋子
1枚制限:KanonTradingCardGame No.060 シスター秋子
1枚制限:KanonTradingCardGame No.120 天使人形
1枚制限:KanonTradingCardGame No.128 花嫁のヴェール
1枚制限:KanonTradingCardGame No.312 サリーあゆ
- AIRTradingCardGameの商品のみで大会を行う際には、特に禁止及び制限はございません。
■トーナメント形式
- ティーアイ東京では、以下の形式のトーナメントを推奨します。
- ▽スイスドロー方式
スタンダードなトーナメント形式です。
- プレイヤーは試合が終了するごとに、それぞれ、勝ち3点、引き分け1点、負け0点のトーナメントポイントを得ます。
- 試合の組み合わせは以下の条件で決定されます。
A.トーナメントポイントの高いプレイヤーから順に組み合わせていきます
B.[A]の条件の範囲内で、同じプレイヤー同士で2度対戦しないように組み合わせを行います。
- 以上の手順で、試合を行い、最終的にトーナメントポイントがより高いプレイヤーを上位とします。
- ▽シングルエリミネーション方式
勝ち残り式のトーナメント形式です。試合に勝ったプレイヤーがトーナメントに残り、最後まで勝ち続けたプレイヤーが優勝となります。
- シングルエリミネーション方式をアレンジした形式として「敗者復活戦付きシングルエリミネーション(ダブルエリミネーション)」「最下位決定戦付きシングルエリミネーション」があります。これらの形式でトーナメントを行うことも可能ですが、本ガイドライン内では解説しません。
- ▽決定戦の導入に関して
何らかの理由で同順位のプレイヤーの中から上位者を決定する必要がある場合、主催者の判断で、上記トーナメント方式の中から任意の手段で決定戦を行うことができます。
- 決定戦は、トーナメントの内容としてスコアカードに記録を行ってください。また、主催者はスコアカードを返送する際にティーアイ東京に対して決定戦を行った旨を報告して下さい。
■試合の内容
- ▽試合内容
1試合2マッチ先取を推奨します。
プレイヤーは試合時間が終了するまでマッチを行い、先に2マッチ勝利したプレイヤーがその試合における勝者となります。
- ▽試合時間
試合時間は1試合45分〜1時間を目安にして下さい。
- ▽時間切れ
試合時間が終了した時点で、試合が終了していない場合、以下の手順で勝敗が決定されます。
- 時間切れになった時点で行われていたマッチは、そのマッチでの勝利ポイントの高いプレイヤーの勝利とします。同点の場合、引き分けとします。
- 試合中の勝利マッチ数の多いプレイヤーを勝者とします。
- 上記手順を経て、まだ勝者が決定しない場合、その試合は引き分けとなります。
- ▽スペアカードに関して
プレイヤーは1回バトルを終了するごとに、スペアカード(「デッキ」の章を参照)を利用して「デッキ」を変更することができます。
「デッキ」の変更は5分以内に行って下さい。この時間を超過した場合、ペナルティの対象になります。また1マッチ目にスペアカードを入れたまま試合を行うのは禁止します。
- プレイヤーは、スペアカードを使用した場合は必ず1試合が終了した時点でそのスペアカードを戻し、「デッキ」を試合開始時点のものに戻してください。
■「デッキ」
- ▽利用できるカード
2003.1.1時点において以下のヴァージョンがティーアイ東京から発表されているAIR&KanonTradingCardGameレギュレーションでのカードです。
- ・AIRTradingCardGame Ver 0.9β
・AIRTradingCardGame Ver 1.00
・KanonTradingCardGame Ver 0.9β
・KanonTradingCardGame Ver 1.00
・KanonTradingCardGame Ver 1.01
・KanonTradingCardGame Ver 2.00α
・KanonTradingCardGame Ver 2.00β
・KanonTradingCardGame Ver 2.00
・KanonTradingCardGame Ver 3.00α
・KanonTradingCardGame Ver 3.00
- 2003.1.1時点において以下のヴァージョンがティーアイ東京から発表されているKanonTradingCardGameレギュレーションでのカードです。
- ・KanonTradingCardGame Ver 0.9β
・KanonTradingCardGame Ver 1.00
・KanonTradingCardGame Ver 1.01
・KanonTradingCardGame Ver 2.00α
・KanonTradingCardGame Ver 2.00β
・KanonTradingCardGame Ver 2.00
・KanonTradingCardGame Ver 3.00α
・KanonTradingCardGame Ver 3.00
- 2003.1.1時点において以下のヴァージョンがティーアイ東京から発表されているAIRTradingCardGameレギュレーションのカードです。
- ・AIRTradingCardGame Ver 0.9β
・AIRTradingCardGame Ver 1.00
- これらのヴァージョン以外のカードについては公認・公式大会、公認・公式イベントでの使用は認められていません。
- プロモーションカードが発表/配布されています。
商品版カードと同じように「デッキ」に組み入れ、「デッキ」を構築することができます。商品ヴァージョンアップに従いプロモーションカードのヴァージョンもアップするものとします。
KanonTradingCardGameプロモーションカード No.145〜No.153 は Ver 1.01とします。
KanonTradingCardGameプロモーションカード No.154〜No.162、No.253〜No.261 は Ver 2.00とします。
KanonTradingCardGameプロモーションカード No.271〜No.276は Ver 3.00とします。
AIRTradingCardGameプロモーションカード No.145〜No.156は Ver 1.00とします。
全てのプロモーションカードについて大会主催者は公認大会申請時に制限・禁止の旨を申請することが可能です。
- ▽「デッキ」に関して
プレイヤーはトーナメント開始前に、ルールに則った1つの「デッキ」と必要であれば「スペアカード」を用意するものとします。
- ▽スペアカード
プレイヤーはトーナメントにおいて「スペアカード」を使用することができます。
- スペアカードとは、トーナメント中に「デッキ」を調整するために使用するカードのことです。スペアカードは最大で15枚のカードで構成されます。
- プレイヤーはマッチ中をのぞくトーナメント中に、スペアカードの中のカードと「デッキ」の中のカードを交換することができます。このとき、以下のような条件で交換をしてください。
- ・交換の結果、スペアカードが15枚より多くならないようにしてください
・「デッキ」に入れるカードと「デッキ」から出すカードの枚数は必ずしも一致している必要はありません
・スペアカードの交換を行う場合、プレイヤーは5分以内に作業を完了してください
・「デッキ」とスペアカードで合計して4枚以上の同名カードを入れることはできません
・交換の結果「デッキ」の枚数が60枚より少ない枚数にならないようにしてください
・その他ルールに違反する形での交換はしてはいけません。
- ▽カードの品質に関して
カードの品質は均一でなければいけません。不正に疑いがある状態のカードに関しては、ジャッジや主催者の判断で使用を禁止して下さい。
- また、カードの保護を目的とした袋(スリーブ)は使用しても構いません。ただし、スリーブに関しても、不正の可能性がある場合、ジャッジや主催者の判断で使用を禁止して下さい。
■トーナメント情報の管理
- ▽スコアカードの管理
トーナメント主催者はティーアイ東京から発行される、スコアカードを管理しなければいけません。
スコアカードは定められた書式にしたがって、全ての試合結果が記入されている必要があります。
この記入はプレイヤーが行いますが、トーナメント主催者は記入内容に不備がないかどうかを必ずチェックして下さい。
- ▽「デッキ」の管理(任意)
以下の「デッキ」リストの管理に関する項目は主催者の任意で適用するかどうか決定できます。つまり、「デッキ」の管理はしなくてもかまいませんが、する場合は以下の記述に従うようにしてください。
- トーナメント主催者はプレイヤーの「デッキ」(スペアカードを含む)がルール及びガイドラインに則った内容であることを確認して下さい。
プレイヤーは所定の「デッキ」リストに「デッキ」の構成内容を記入し、トーナメント主催者に提出する義務があります。
- また、トーナメント主催者の要請があれば、プレイヤーは自分の「デッキ」の内容が「デッキ」リストと同一であることを証明しなければいけません。
- ▽トーナメントレポートの提出
できれば、トーナメントの状況などを、レポートにしていただけると嬉しいです。関係者一同で目を通させていただきます。また、ティーアイ東京の出版物や各種雑誌等にて使用させていただくことがあります。
■ジャッジ
- ▽ジャッジの任命
ジャッジはトーナメント中のルール運用を管理するスタッフです。ジャッジはトーナメント中のルール運用が正常に行われるように活動を行って下さい。
- トーナメント主催者は1人以上のジャッジを任命して下さい。
- 全てのプレイヤーはジャッジに対してルールに関する質問を行う権利を持ちます。このとき、ジャッジはプレイヤーの疑問に対して裁定を発行しなければいけません。
また、ジャッジはプレイヤーの誤ったルール運用を発見した場合、それを指摘し是正しなければいけません。
- ジャッジは必要に応じて、ルールに対して判断を行います。この判断は発行したトーナメント内においてのみ有効な裁定です。他のトーナメントに影響を与えることはありません。
- ▽ヘッドジャッジ
トーナメント主催者はジャッジの中からヘッドジャッジを1名、任命して下さい。
- ヘッドジャッジはトーナメント中のルール運用に関する最高責任者です。
- 全てのプレイヤーはジャッジの裁定に不服がある場合、ヘッドジャッジによる裁定をジャッジに対して申請することができます。申請が行われた場合、ヘッドジャッジはルール運用に関する最終的な判断を行います。この判断は、そのトーナメント内におけるルールに関する最終決定です。他のトーナメントに影響を与えることはありませんが、そのトーナメント内においては絶対的な裁定となります。
■ペナルティに関して
- トーナメントスタッフ(主催者、運営スタッフ、ジャッジ)は、ガイドライン違反や、トーナメントの運営を阻害する行為、に対して罰則を科すことができます。罰則とは主に以下の項目内容となります。
- トーナメントからの除外
試合での敗北
その他、トーナメントにおける罰則
これらの程度を判断するために「ペナルティ」を発行することができます。
- ペナルティはジャッジを含むトーナメントスタッフが発行することができます。
ペナルティには「警告」と「注意」があります。注意2点が警告1点に相当し、警告3点でトーナメントからの除外となります。
- トーナメントスタッフはペナルティを発行した場合、スコアカードに「N(注意:Notice)」「W(警告:Warning)」と記録を行って下さい。
- なお、悪質なガイドライン違反に関しては、ティーアイ東京にその内容を報告して下さい。
- ガイドラインに書かれていないことについては、どういった行為がペナルティに当たるかは、各トーナメントにおいてそれぞれ判断してください。必要ならお寄せいただいたご意見を元に将来的にペナルティガイドラインを作成する場合もあります。
■トーナメント主催者に関して
- トーナメントには必ず、1人の主催者がいるものとします。
- 主催者はそのトーナメントにおける責任者です。と同時に、スタッフの任免を含むトーナメント運営に関する最上位の権限を持っているものとします。
- 主催者はトーナメントの運営を円滑に行い、参加者(プレイヤー)に対して健全なトーナメント環境を整える義務があります。
- 公認トーナメントを開催する場合、ティーアイ東京に対して主催者を明確にして下さい。ティーアイ東京はトーナメント主催者がトーナメントに関する権限を持つものとして連絡やスコアカードの発送を行います。
■そのほか
- ▽観戦に関して
対戦が終了していないプレイヤーと会話や何らかのコミュニケーション(会話などの情報の交換)を行うことは固く禁止します。
観戦は偵察行為に該当する可能性があるため、トーナメント主催者の判断で禁止としても構いません。この場合、事前に告知を行って下さい。
■トーナメント記録の公開に関して
- ティーアイ東京及びトーナメント主催者は、トーナメントの情報(記録書類、写真、動画、再現など、あらゆる情報媒体、形式を含む)に関して、公開を行う権利を保有するものとします。
■公式ランキングに関して
- 公式ランキングは2002年12月31日を持って終了いたしました。
■ガイドラインの変更・頒布に関して
- 本ガイドラインの一時配布先は『ティーアイ東京オフィシャルホームページ(http://www.titokyo.co.jp/)』です。ガイドラインに変更が行われる場合、『ティーアイ東京オフィシャルホームページ(http://www.titokyo.co.jp/)』で告知いたします。告知された変更に関しては特に断りが無い場合は、二週間の猶予期間をおいた上で施行とします。
- 二次配布・転載に関しては、以下の規定を順守していただくことを条件に許可いたします。
- 一時配布先(ティーアイ東京オフィシャルホームページ(http://www.titokyo.co.jp/))を明記してください
- ガイドラインの公開日時及び施行日時を明記してください。
- 転載についての連絡は弊社までしていただく必要はありません。ただし、していただいても結構です。
■免責事項
- 公認大会を通して発生する全てのトラブルや損失に関して、ティーアイ東京は一切の責任を負いません。
■更新履歴
- 2001年7月 11日 更新(トーナメントを開催する際の注意事項 禁止・制限カード、スペアカードの枚数)
- 2001年9月 4日 更新(使用可能なヴァージョン、プロモーションカードのヴァージョン)
- 2001年10月 23日 更新(トーナメントを開催する際の注意事項 禁止・制限カード)
- 2003年2月 5日 更新(ランキング終了によるガイドラインの変更)
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